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第39回 カタカナ語とスポーツ(3)

コラム

~プロフェッショナルとアマチュア~
プロフェス、コンフエス、プロフェッサー

 スポーツをする人は、大別してプロ(プロフェッショナル)とアマ(アマチュア)に分けられますね。
 プロフェッショナル(professional)は言うまでもなく「職業の、くろうと・職業選手」で、プロフェッション(profession)は「職業」、プロフェッサー(professor)は教授です。まあ、プロフェッサーなどはカタカナ語と言えるでしょう。
 この動詞、プロフェス(profess)は「公言する」ですが、これは「言う」の意のfessに、「前の」の意のproが付いた言葉です。「堂々と言う」といった感じでしょう。「共に」の意のconが付くとコンフェス(confess・告白する)となります。映画通であれば、ジョージ・クルーニー監督の傑作、「コンフェッション」をご案内でしよう。
 アマチュア(amateur)は「しろうと・愛好家」ですが、この語源は歌などの作品によく用いられているアモーレ(amare・愛)なのです。少し古いですが、中森明菜のヒット曲、「ミ・アモーレ」は分かり易い用例でしよう。
 とすれば、amatory(アマタリ)が「恋愛の」、amiable(エイミャブル)が「可愛らしい」、amicable(アミカブル)が「友好的な」であることが実感として掴めるところです。さらに否定の意のen を付けると、エネミー(enemy・敵)となります。これはもう必須単語ですね。