GDPのDはドメスチック(国内、家庭内)
~プロデュース、イントロデュース、レデュース~
コロナ禍の影響により目下生産活動や消費の低迷によるGDPの減少が懸念されています。GDPはグロス・ドメスティック・プロダクトの略ですが、ゴルファーならグロス(総計の・粗い)はよく知っているでしょう。ハンディを引かない総打数ですね。ベスグロ(ベストグロス)もよく使われています。ドメスティック(家庭内の・国内の)も大方はDV(ドメスティックバイオレンス・家庭内暴力)でお馴染みでしょう。ドメイン(領土)、ドミネート(支配する)、ドーム(丸屋根)にも繋がっています。一時流行った「マルドメ派」(まるでドメスチック)をご記憶の向きもありましよう。
プロダクト(生産)はいうまでもなく、プロデュース(制作する)、プロデューサー(制作者、プロダクション(製作所・事務所)などに直結しますが、語源のduceが「導く」の意であるところから、イントロデュース(introduce)、リデュース(reduce)にも繋がっています。 前者は「導く・紹介する」の意で、後者は「減じる」の意です。音楽などでよく使われる、イントロ(イントロダクション)などはカタカナ語と言えるでしょう。
●重要単語のまとめ
・gross(グロス)・・・総計の・粗い、総体 ・domestic(ドメスチック)・・・家庭の、国内の ・domain(ドメイン)・・・領土、領域 ・product(プロダクト)・・・生産、生産する ・produce(プロデュース)・・・生産する ・producer(プロデューサー)・・・・プロデューサー・制作者 ・production(プロダクション)・・・プロダクション・制作者 ・introduce(イントロデュース)・・・導く、紹介する ・introduction(イントロダクション)・・紹介、導入 ・deduce(ディデュース)・・・減じる