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第17回 カタカナ語と世相アレコレ(14)

コラム

~世界中で注目されたWHO~
オルガニゼーション、オルガン、オルグ

 コロナ禍の下で、最も注目された組織は言うまでもなくWHOでしょう。ワールド・ヘルス・オーガニゼーションですね。ワールドは「世界」、ヘルスは「健康」と格別問題がありませんから、ここでの狙いはオーガニゼーション(organization)です。この意味は「組織・組織体」ですね。語源はオーガン(organ)で、「器官・機関」の意ですが、意外にも楽器の「オルガン」ともなります。音を出す「機関」の意味でしよう。これがオーガニック(organic)となると「有機の」、オルグ(オルグナイズ・organize)となると「組織化する」となることがチョットしたミソなのです。オルグ(オルガナイザー・organizer)などは最近ほとんど耳にしませんが、オーガニック栽培などはかなり一般的に使われていますね。

今回の重要単語のまとめ 

・organ [ オーガン]      ・・器官、機関、オルガン
・organize [オーガナイズ]  ・・組織する 
・organizer [オーガナイザ] ・・組織者・オルガナイザー・オルグ
・organization [オーガニゼイション]・・組織、組織化、組織体(団体、協会など)
・organic [オーガァニック] ・・器官の・生物の、有機体  
・organism [オーガニズム]  ・・有機体・生物